キャンピングトレーラーには夢や冒険が詰まっていますが、実際に所有して長年使い続けていると、見えてくる不便さや予想外のデメリットも少なくありません。
ここでは、私の実体験をもとに、キャンピングトレーラー所有のリアルな「現実」を詳しくお伝えします。キャンピングトレーラー購入を検討している方や、アウトドアライフを始めたい方は、ぜひ参考にしてください。
保管場所の確保が難しい【都市部の方は要注意】
キャンピングトレーラーは通常の乗用車よりも大きいため、保管場所の確保が難しいという問題があります。特に都市部や住宅街では、適したスペースを探すだけでも一苦労。
▶️ 駐車場費用がかさむ
専用駐車場を借りる必要があり、月数万円の出費となる場合も。我が家は幸運にも徒歩5分の場所に、月数千円で借りられる駐車場を見つけましたが、それでも維持費としては痛手です。
▶️ 狭い道での取り回しが困難
住宅街の道幅が狭いと、駐車や出発時の操作がとても難しくなります。我が家のトレーラー「PANDA」には、狭い場所でも操作できるよう**ムーバー(電動移動装置)**を取り付けました。
Youtube動画でも実際の駐車風景を公開中:
道幅の問題でPANDAは自宅前に置くことができませんでした…狭いですが歩いて5分の場所に駐車場を借りれたのでラッキーでした。


燃費が悪く、ガソリン代がかさむ【走れば走るほど実感】
キャンピングトレーラーを牽引すると、燃費が通常よりも30%ほど悪化するケースが一般的です。
▶️ 燃料コストの増加
ハイエースで牽引している我が家の場合、通常はリッター9kmほどですが、牽引時は6km前後に落ちることも。さらにハイオク車であるギャランで牽引していた時期は、さらに燃料費がかさみました。
▶️ それでもホテル代よりは安い?
確かにガソリン代は高くつきますが、ホテル代が不要な分、トータルコストはむしろ安く抑えられるケースもあります。これは家族構成や旅行スタイルにもよるでしょう。

車の取り回しが難しい【特に初心者は要注意】
キャンピングトレーラーは全長が長く、幅も広いため、狭い道やカーブでは取り回しが難しいのが現実です。
▶️ バックや駐車は練習必須
旅行先で駐車場が狭いと、車庫入れや方向転換がとにかく大変です。我が家も何度もヒヤリとした経験がありました。
▶️ 計画的な旅がカギ
道幅や駐車場の事前リサーチは欠かせません。Googleマップの航空写真をチェックし、現地の様子を予習するのが私の担当です。

メンテナンス費用が意外とかかる【長く乗るなら必須】
キャンピングトレーラーは、車と同様に定期的なメンテナンスが欠かせません。
▶️ タイヤやバッテリー交換
タイヤは2〜3年に一度の交換が推奨されており、意外と費用がかさみます。また、電装系バッテリーの寿命も短いため、注意が必要です。
▶️ コーキング(防水処理)も忘れずに
走行時の振動や天候による劣化で、外装のコーキングも定期的に見直す必要があります。
▶️ 技術料は高めだけど仕方ない
専門店にお願いすると費用はかさみますが、ほぼオーダーメイド対応なので納得の価格とも言えます。

電力・水の供給に限界がある【冬は特に対策必須】
キャンピングトレーラーには給水タンクとバッテリーが搭載されていますが、容量には限界があります。
▶️ 冬キャンプは電力が足りない
FFヒーターや電気毛布を使うと電力の消耗が激しいため、消費電力の計算が欠かせません。
▶️ 水の補給&排水も工夫が必要
我が家では、トレーラーに水を積むのが怖いため、出発前にハイエース側に水を積み、排水タンクも別途用意しています。

【まとめ】キャンピングトレーラーの購入前に”現実”をしっかり理解しよう
キャンピングトレーラーは、自由で冒険的な旅を可能にしてくれる素晴らしいツールですが、現実的なデメリットや制約も多いことを忘れてはいけません。
保管場所、燃費、取り回し、メンテナンス、電力・水の制限といった問題点は、事前にしっかり把握しておくべきです。
とはいえ、事前準備や計画、工夫次第で、これらの課題は乗り越えられるものばかり。何より、家族と過ごす時間や自然の中での体験は、何物にも代えがたい価値があります。
キャンピングトレーラーの購入を検討している方は、ぜひ**「現実」と「理想」のバランス**をとった上で、納得のいく選択をしてくださいね。
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