我が家ではキャンピングトレーラーでの旅が定番となってきましたが、このたびトレーラーを大型化したことで、けん引時の安定性が気になるようになりました。
とくに高速道路や横風のある場所を走るとき、車体のふらつきや揺れが強くなるのは不安要素のひとつ。
そこで今回、ハイエースにスタビライザーを取り付けることにしました!
実は意外なことに、ハイエースには標準でスタビライザーが装備されていないんです。乗用車では当たり前の装備も、商用車として設計されているハイエースでは省かれていることが多いようで…。とはいえ、家族を乗せて長距離移動する我が家にとっては、やはり安心・安全が第一。
ということで、**DIYが得意な夫が今回も登場!**取り付け作業をがんばってくれました。
▼今回取り付けたパーツ一覧
1. ヒッチメンバー(DMD HE-TRDstabi)
スタビライザー対応のヒッチメンバー。
当初、既存のヒッチメンバーで取り付けようとしたところ、スタビリンクが干渉して取り付け不可という問題が発生…。急きょこの製品を購入することに。
追加出費、なんと約8万円。地味に痛い出費でした(笑)。
以下はTRDエアロバンパー用です。(いずれTRDエアロバンパーつけるらしいので我が家はこちらにしました。)
標準の方はこちら。
2. スタビライザー(クスコ 918 311 B28)
スタビライザーといえばクスコ!信頼のメーカーです。
リーフスプリングの間に装着する形で、横揺れやふらつきをしっかり抑えてくれます。
取り付けは左右あり。重さもそこそこあるので、慎重な作業が必要でした。

3. ロングU字ボルト(ユーアイビークル H200-U210)
ユーアイビークル H200-U210
我が家のハイエースは「増しリーフ」や「ダウンブロック」も取り付け済みなので、アクスル部分が分厚くなっており、標準のU字ボルトでは長さが足りません。そのため、こちらの長めのU字ボルトを使用しました。

4. バンプラバー(ショウワガレージ s20003)
ショウワガレージ s20003
せっかくなので、劣化していたバンプラバーも同時に交換しました。
新品は弾力があり、サポート力もばっちり。突き上げ感の軽減にも貢献しています。(写真左)

▼取り付け作業の流れ(ざっくり)
作業の流れを簡単に説明します。(詳細は動画へ)
今回はヒッチメンバーの交換も必要になったため、少々大掛かりな作業となりました。
1. 既存のU字ボルトを外す
既存のU字ボルトは、通常のサイズでは長さが足りません。ローダウン仕様や増しリーフ装備車の場合、アクスルを固定する部分が厚くなるため、長いU字ボルトが必要です。

2. スペアタイヤを取り外す
スタビライザー取り付けに際して、スペアタイヤが邪魔になるため一時的に取り外します。スペアタイヤを外すことで、ブラケットやスタビリンクの設置スペースを確保しました。

3. スタビライザー対応のヒッチメンバーに購入・・・
ここで問題発生!
元々装着していたヒッチメンバーがスタビライザー非対応だったため、スタビリンクが干渉してしまい取り付けできませんでした。

結局、新しいヒッチメンバーを購入することに…。追加出費は約8万円。痛い出費でした。

4. やっとスタビライザー取り付け
スタビライザーバーを装着します。ゴムパーツには上下があるため、向きに注意が必要です。また、スタビライザー自体がかなり重いので、慎重に作業を進めました。
リーフ間を繋ぐスタビバーはこのような感じ。ここで新しく購入したロングU字ボルト使ってます。

スタビライザー非対応のヒッチメンバー外します

LとRが書いてあるブラケットを左右に取り付け。

スタビリンク取り付け

スタビバーは左右があるので注意です。取説必ず読んで取り付けてください

リーフ間を繋ぐスタビバーとコの字のスタビライザー取り付け。このスタビライザー取り付けかなり重いので注意です。左右がつながりました!

5. バンプラバーの交換
最後に、劣化していたバンプラバーを交換しました。新しいバンプラバーは耐久性が高く、リーフスプリングの動きをしっかりサポートしてくれます。

左があたらしいの。右が古いの。古い方ぼろぼろ(笑)

見づらいですが新しいものに変更完了

▼作業時の注意ポイント
- トルク管理を徹底する
ボルトの締め付けトルクは、取扱説明書に従うことが重要です。緩みや締め付け過ぎを防ぐことで、安全性が向上します。 - 左右の取り付けミスに注意
スタビライザーバーやブラケットには左右の指定があります。必ず取扱説明書を確認してから取り付けを行いましょう。 - ヒッチメンバーの互換性は必ず確認を!
スタビライザー対応のヒッチメンバーを使用しないと、干渉して取り付けができなくなります。今回のトラブルを教訓に、購入前の確認を徹底してください。
▼取り付け後の効果は?
作業を終えた後、実際にけん引して走ってみて驚き!
明らかにふらつきが減り、高速道路でもスーッと安定して走行できるようになりました。
スタビライザーの効果、想像以上です!
さらに、バンプラバーの交換効果も地味に大きい!
走行中の突き上げ感が軽減され、乗り心地がぐっと快適になりました。
▼まとめ:DIYで安心・快適けん引に!
今回の作業は決して簡単ではなかったですが、DIYが得意な夫のおかげで、無事にスタビライザーの取り付けが完了しました。
トレーラーをけん引するご家庭や、ジェットスキーやバイクトレーラーを引く方にもおすすめのカスタムです。
もちろん、自信のない方は無理せずお店での取り付けをおすすめします!
今後もトレーラーライフを快適にするためのDIYを紹介していきますので、お楽しみに!
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※本記事の内容は、あくまで筆者自身の体験・記録に基づいたものであり、すべての状況や車両に適用できるわけではありません。
作業には個人差があり、安全を確保できない場合は無理をせず、必ず専門業者にご相談ください。
また、本記事を参考にして行った作業による事故・破損・怪我等について、当方では一切の責任を負いかねます。あらかじめご了承ください。