※こちらの情報は2023年時点のものです。現在とは異なる可能性がありますので、訪れる前に最新の情報をご確認ください。
💡この記事から学べる事💡
・雪山車中泊の準備
・滞在中の工夫
・節約と利便性
・アクティビティとリフレッシュ
・実用的なアドバイス
2023-2024年の年末年始に、長野県の栂池高原スキー場でキャンピングトレーラーを拠点に過ごした6日間の「雪山サバイバル生活」をご紹介します。自然の中で迎える年越し、そして家族で挑んだ雪山車中泊。寒さに立ち向かうための準備や工夫をお届けする3部作の初回です!
完全装備で挑む!雪山生活の準備
6泊の雪山車中泊に向けた我が家の準備をご紹介します。
- 防寒対策
FFヒーターをフル活用し、厚手の寝袋(我が家は布団派ではなく寝袋派!)や防寒シートを用意して、夜でも快適に過ごせる環境を整えました。 - 電源確保
発電機、携行缶、そしてポータブル電源を持参。雪が降るとソーラーパネルはほぼ機能しないため、これらの準備は欠かせません。 - 食料・水と買い物
食料はまとめ買いし、買い出しの頻度を2日に1回程度に抑えました。飲み水は1ケース分を持参し、温かい食事で寒さを乗り切りました。
※手洗い用の水や排水については次の記事で詳しくお話しします! - 服装と洗濯
服は3〜4日分を準備し、必要に応じてコインランドリーを利用。効率的に洗濯を済ませることで荷物を減らしました。
ちなみに、スタッドレスタイヤは必須です。雪が少なかった年とはいえ、雪道対策は万全に!
発電機はガソリンとLPガス併用できるものを購入し、手作りのボックス(こちらについては別途記事記載予定)にいれて持っていきました。
ポタ電はエコフローのポータブル電源です。急速充電機能はとても助かります。
スノボウェアや着替えです。我が家はトレーラー内にあまり荷物置かないようにしているので旅の必需品も毎回出し入れして持って行ってます。
絶景と冒険!栂池高原スキー場への道のり
- 所在地: 長野県小谷村 栂池高原スキー場
- ルート: 上信越自動車道「安曇野IC」を降りてここからは下道を1時間ほど。東京から約4時間のドライブです。
夜出発だとガソリンスタンドが閉まっている場合もあるので、梓川SAで燃料補給してから向かいました。
この年は雪が少なかったものの、スタッドレスタイヤは必須でした。
雪山拠点を満喫!栂池高原スキー場での滞在
栂池高原スキー場では、第二駐車場を利用しました。
さらに、ここは無料です。加えて、24時間トイレも完備されています。そのため、無料で停める分なるべく目立たないよう端っこに停めました。ただし、案内の方はいない感じでした。(※第一駐車場はトレーラーは停められません)
一方、暖冬で雪が少なく雪かきも不要でした。その結果、トレーラーをそのまま置けました。しかし、雪が多い年は除雪車が来ることもあるので、移動が必要になるかもしれません。
また、日中は美しい雪景色を堪能しながらアクティビティを満喫しました。夜になると、トレーラー内で暖をとりながらのんびり過ごしました。外気温が低くても、FFヒーターが大活躍してくれたおかげで快適でした。
チケット購入のリアルな体験談
朝食は簡単にトーストで済ませ、チケット売り場へ。第二駐車場から徒歩10分ほどですが、スノボブーツでの移動は意外と大変。第一駐車場にヘッド車だけを移動させることもできそうですが、朝早くに満車になるし、トレーラーの前に駐車されても困るので我が家は第二駐車場のままにしました。
こちらのトースターおすすめです。立てかければ2枚同時に焼けます。
行きは下りですが帰りは上りになるので歩くのが大変でした。
年末シーズンのため、チケット売り場は長蛇の列、ゴンドラも大混雑。海外の観光客も多く、とにかく賑やか!ゴンドラの中からでも行列が見えて驚きました。
下の子は2歳で雪山をイヤイヤ期とともに体験し、滑り始めるまでに2時間ほどかかりましたが、初滑りは笑顔で楽しんでいました!上の子もきれいな雪景色を満喫!?していました。
私と下の子は1度だけ滑りトレーラーに戻りました。その後は昼寝(笑)。夫と娘はぎりぎりまで滑って楽しんでました。歳の差姉弟なので別行動したいときトレーラーの存在が助かります。
冷えた体を癒す!温泉『倉下の湯』でリフレッシュ
アクティビティ後には家族で温泉へ。栂池エリアの温泉の中でも「倉下の湯」は手頃な価格で、息子もお気に入り。他にも「岩岳の湯」などありますが、今回はトレーラー仲間と一緒に倉下の湯でリラックスしました。冷えた体をしっかり温め、翌日に備えます。
第二駐車場からは10分くらいです
寒さを味方に!雪山生活で役立つ工夫
雪山キャンプは、通常のキャンプ以上に試行錯誤が求められます。その過酷な環境だからこそ、工夫次第でより快適に、そして楽しく過ごすことができました。
防寒対策について
防寒対策は最優先事項です。FFヒーターをフル稼働。厚手の寝袋や断熱シート、床に敷く乾燥マットを組み合わせることで、熱を逃さず体温をしっかり保つ工夫をし、快適な睡眠環境を整えました。
食事について
寒い環境では温かいメニューが体を芯から温めてくれます。鍋料理やスープカレー、煮込み料理などをメインに、簡単で栄養バランスの良い献立を意識しました。調理は極力シンプルに済ませ、スーパーのお惣菜やレトルト食品も取り入れることで、手間を減らしつつコストも抑えました。外食を控えた分、長期滞在でも予算を節約できたのは大きなポイントです。
水回り問題について
タンクを大容量化しただけでなく、室内に移設したことで、寒冷地でも凍る心配がなくなり、雪山生活でも快適に過ごせるようになりました。ちょっとした準備で、思わぬトラブルを未然に防ぐことができます。
雪山生活には挑戦がつきものですが、寒さを味方につけることで、特別な体験がより楽しい思い出へと変わります。
小学生以下は必見!雪山をお得に楽しむ方法
栂池高原スキー場ではNSDキッズプログラムを利用すると、子どもは1,500円でシーズン中ずっと滑り放題!(対象エリア:栂池、岩岳、八方尾根など)これが家計にとても助かりました。
我が家の6泊の費用は大体6万円ほど(記憶が曖昧ですが…)。もしホテルで6泊していたら、特に年末年始料金ではとんでもない出費になっていたことでしょう。キャンピングトレーラーのおかげで節約しながら楽しい家族時間を満喫できました!
次回はコインランドリー、買い出し、ゴミ捨て、排水などの雪山生活の裏側について書いていきます!ぜひお楽しみに!